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1999/09/12
<党代表選>代表候補の3氏、テレビ出演で国民にアピール
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 党代表選に立候補した鳩山、菅、横路3候補は12日朝、フジテレビ「報道2001」とNHK「日曜討論」にそろって出演。野党第1党の党首として自自公政権にどう対抗していくか、それぞれの思いを直接国民にアピールした。

フジテレビ「報道2001」

 「報道2001」では、露木アナの司会で「安全保障」「経済対策」「政権戦略」をめぐって議論を交わした。

◆「安保」論議――鳩山候補が「先の大戦をキチンと総括した上で、自衛隊は正直に軍隊と明記すべき」「ものが言える自立外交を」と主張。それに対して菅候補は「一方で戦争放棄の理念は大切」「自立の考えは同感だが、今の日米関係が崩れて核を含めた自主防衛になる心配がある」と反論、横路候補は「現憲法は民生重視の戦後経済の流れも規定し、また9条があったために軍事大国化の歯止めになってきた」との立場を示した。

◆「経済対策」――横路候補が「雇用と年金の不安に対してセーフティネット整備を。規律のある財政出動で福祉中心に次世代への投資が必要」と提起した。鳩山候補は「まだ市場には規制の部分が多い。セーフティネットと同時にもっと自由競争を進めるべき」、菅候補は「今の日本はサッチャー革命にも至らない段階のブレア政権。自由化とセーフティネットの両方とも進める必要がある」とアクセントの違いを見せた。

◆「政権戦略」――菅候補が「全選挙区に公認・推薦候補を立てて国民に政権選択の意志を示す。われわれが政権を取れば、自民党は必ず割れる」と政権獲得への意欲を示した。それに対して鳩山候補は「衆院選で勝利しても参議院では少数のまま。もっと中長期的視野で考えるべき」と違いを見せた。また横路候補は「政権を担う上で数、意見の一致ともに大事。政策的にはかなり積み重ねているが、多少幅があって構わない」と政党論を披露した。

 討論の合間には、告示直前に3候補に密着取材したビデオが流れて場を和ませた。特に今流行しているという「動物占い」による選挙結果のご宣託には3候補も苦笑い。ちなみに横路候補は「チーター」、菅候補は「トラ」、鳩山候補は「ライオン」だとか。
 番組の最後に竹村健一氏は、「ブレア首相のように党内を一つにまとめて引っ張っていくだけの実行力のあるリーダーになってもらわなねば」とコメントし、3候補とも神妙な面持ちで聞き入っていた。

NHK「日曜討論」

一方「日曜討論」では、3候補が「自自公への対抗軸形成」「社会保障政策」「憲法改正論議」「経済政策」「党運営について」「政権戦略」などについて司会者から鋭く質問。それに対して3候補がそれぞれ考えを明確にした。発言の主旨は次の通り(「報道2001」と重複するテーマについては省いた)。

◆「自自公への対抗軸形成」

鳩山候補「保守に名を借りた保身、癒着の体質に対して、自立型の社会を作る」菅候補「大政翼賛的政治に対して、国民主権、未来に責任をもつ政治の実現を」横路候補「セーフティネットの整備で、雇用年金などの不安を解消。暖かい社会の実現」

◆「社会保障・財政政策」

鳩山候補「歳入と歳出に30兆円も差がある国は他にない。規律ある財政出動が必要」「小渕政権はカンフル剤を打って、むしろ日本経済を弱くしている」「歳出の構造を変えることには同感。もっと起業家精神を持てるようにしたい」

菅候補「経済活動面では“小さい政府”を、安心な社会作りの面では“大きな政府”をめざす」「経済水準回復のため財政出動は基本的に必要」「橋本内閣の構造改革優先の路線はあやまりだった。行き着くところまで行くのは一見魅力があるが、社会不安をもたらすだけだ」

横路候補「社会的負担の面では“小さい政府”が望ましい。できるだけ皆が社会負担を負うべきとの立場から課税最低限を引き下げたい」「財政出動は必要。ただ歳出構造を変える」「規制をなくしながら、一方失業者の受け皿として中小企業への支援、ベンチャー支援、福祉関係の個人サービスなどを中心に財政支援を」

◆「党運営について」

鳩山候補「党内融和を優先して、これ以上やったら党がおかしくなるから議論をやめておこう、というところが確かにあった。しかし政権を担う党としてもっと激論して1つの方向性を出す責任があろう。激論で党を結束したい。自自公への迅速な意思決定の上で『ネクスト・キャビネット』には基本的に賛成。ただ意思決定が1人に偏っては困る」

菅候補「『生徒会民主主義』といわれる位、党内で議論はやってきたが、集約に時間がかかりすぎた。政策は最終的に1ヵ所で決定するように『ネクスト・キャビネット』の導入を今提案している。全て私が決めているわけではないが、役職が適材適所になっていないとすれは最終的には私の責任だ」

横路候補「党の政策をしっかり伝える機関紙、雑誌、支部がない。党運営にしても、部会の下に“プロジェクト・チーム”が設置され手間がかかり、また会議が多すぎる。今は総務会が意思決定機関だが『議論に時間がかかる』などと言われる。今後、常任幹事会が意思決定と執行の両方の責任を負ったほうがいい。またもっと適材適所にすべき」

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