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1999/07/16
国旗国歌法案への対応決める/「国旗だけを法制化」修正案提出・否決なら自由投票
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 民主党は16日、国会内で臨時の常任幹事会と両院議員総会を相次いで開き、政府提出の国旗国歌法案について、対応を一任されていた菅代表と羽田幹事長からの(1)国旗の法制化だけを求める修正案を提出(2)修正案が否決された場合は、政府案採決は自由投票――とする提案を了承した。週明けには修正案を提出し、他党に同調を呼びかける。


 修正案は、政府案の「国歌は君が代とする」と規定した第2条を削除し、第1条の「国旗は日章旗とする」との条文について、「創設的意味を持つ『とする』よりも、慣習、伝統としての定着を確認する規定にすべきだ」との立場から、「国旗は日章旗である」とするもの。

 両院議員総会で菅代表は、「国旗についても反対論はあったが、国の標識として党として認めていくべきだと判断した。国歌は、この時点の法制化に疑問の声もあり、一人一人の判断にゆだねたい」と説明した。

 これに対して、数名の議員から「修正案を出すのなら政調審議会に差し戻すのが本来の手続きだ」「結果として国歌に反対することになる」「党内ががたがたしていると受け取られかねない」などの意見も出されたが、羽田幹事長が「お互いの立場を尊重しながら、さまざまな意見が出されたことを重く受け止める。それを上から抑えこもうとは思わない。私自身は今まで誰よりも国旗国歌を愛してきた人間だ。しかし、君が代については曲、歌詞についてさまざまな異論があり、この現状を乗り越えた上で議論があるべきだ」と述べ、理解を求めた。

 最後に菅代表が、「これだけの議論をしたことは、これからの民主党の大きな財産となる。全員参加で議論した結果を踏まえ、私と羽田幹事長が判断したことなので了解してほしい」と述べ、方針が最終的に了承された。

 総会後、記者団から「わかりにくい対応では?」と質問された菅代表は、「党内にも国民の皆さんにも短い期間でむりやり決めることへの違和感があると思う。この党の方針は多くの国民に理解されると思う」と述べた。

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